「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」古典日本三大随筆のひとつ鴨長明の「方丈記」の序文です。この世は常に移り変わっていく、それも凄いスピードで。。。 それは本当に無情なほどに無常です。
ちーばあちゃんとは妻の母のことです。ついこの前までちーばあちゃんとは一緒に関西や関東鎌倉の神社仏閣や美術館など、さらには鹿児島知覧まで行ったと思ったら、あれよあれよという間に歩けなくなり、あっという間に今年の一月に亡くなってしまいました。 この夏には新盆を迎えます。この移り変わりの早さには、ただただ唖然として考え込むほどです。
ちーばあちゃんは武骨で大雑把な人で、でも芯は思いやりのある人でした。僕が絵を描いていくうえで、妻の次に僕を支援してくれた人で、一枚だけ絵を買ってくれたこともありました。その絵は東大寺四天王のひとつ広目天の絵です。ちーばあちゃんの好みそうなモチーフです。でもその絵は、僕がおもうところ、淡泊であっさりとした線が細い広目天になってしまいました。どこが良くて買ってくれたのか? あまりにもさっさと異次元へ逝ってしまったので(ほんとちーばあちゃんらしい)、もう聞くこともできません。僕は戸惑いと共に慰霊の気持ちも込めて改めて広目天を描きなおしました。四天王はスマートより武骨なほうがいい。僕はちーばあちゃんのようには描けそうもないけど(ちーばあちゃんも絵を描いていた)、前作より少しは「力強い」広目天になればいいな、こっちの方がいいよ、といってくれるような作品を、と思い願って描いた広目天です。 (自信作の伐折羅も「まだ途中」って一刀両断された過去もあったから難しいかも…^^;汗)
ありがとう ちーばあちゃん。 お盆には還ってくるでしょ? うちにも来て、作品みてね。
令和8年熊本地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。



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